少し古いマネジメント理論に マネジリアル・グリッドと呼ばれるものがある。多くのマネジャの企業に於ける関心ごとに、「業績」と「人間関係」がある。これ以外にもあろうが、企業活動の視点で考えるとこの2つは、外せない重要事である。
縦軸に人間関係を横軸に業績を持ってきてその関心強さでタイプ分けをすると、この正方形の四隅と真ん中で特徴的なマネジャ像を描くことが出来る。次の図参照
9・1は権威主義的マネジャ
1・9は人間関係重視主義的マネジャ
5・5は妥協的マネジャ
1・1は無関心マネジャ(と言うか他のタイプの成れの果てで クビにさえならなければOKというタイプ)
9・9は共通目標を打ち立て困難に立ち向かってリーダーシップを振るうタイプ
どうだろうか、あなたの周りいるマネジャは、どのタイプに近いだろうか。
合計思考は このなかでは、9・9タイプのマネジャと考え方が通じる。
5・5の妥協型マネジャではない。
合計型思考が出来るマネジャは、意見の食い違いや矛盾することを、チャンスと捉える。このギャップから、新たなものを生み出せないかと絶えず考えるタイプのリーダーである。
これは、9・9タイプのマネジャが、共通目標を、参加する全員と達成しようと奮闘する姿と、ダブってくる。
このように9・9型マネジャと合計思想のリーダーとは、基本な考え方において重複することが多くなる。