NHKの朝ドラ「半分、青い。」(2018年4月~)が好調である。主人公、鈴愛(すずめ)の夫、涼次が、仕事をとるか、家庭をとるかで悩み、泣きながら家庭を捨て、映画監督の仕事、その限りなく少ないチャンスををとるというシーンがあった。

「特別な才能がある人なら、良き家庭人であって、尚且つ優秀な映画監督としてもやっていける。僕にはその才能がない。家庭人であろうとすると、愛妻と可愛い娘との生活、それだけで自分の人生は終わってしまう。」という涼次の言い分にも、ネット評価の中に一部支持者がいるようであり、一理あるようにも思う。

つまり、表現者は、普通の人々と同じ環境下にあっては、特別な視点からの物語や、表現物を提供し続けることができないもので、絶えず自分自身を孤独な環境や特異な環境に置いておかなければ、良い作品は生まれないのだ、との考え方である。これはこれで、一つの見方であるし、事実そのような環境下にあった、あるいはある人が、独特の感性の表現をして、多くの人々を感動させることもあることだと思う。

ビジネスの現場でも、両立することが大変難しいテーマや課題に直面することが多々ある。昨今、「売上」と「利益」の両立に頭を悩ます企業も多い。「売上」が伸びても、薄利で「利益」が減少するとか、「利益率」は良いのに、「売上」金額が思ったほど伸びないというビジネス現場での悩みを聞く。「CS(顧客満足)」と「ES(従業員満足)」の両立も一筋縄ではいかない難しい課題を含んでいる。

弊社は、”合計の発想”、”両立させる知恵の発見”、”合一知” などを、ビジネス現場で現場の人々と一緒になって考え、実践することを基本理念としている会社である。その理念から言えば、まず、「両立の道は、必ずあるのだ。」との視点から、ものごとを考えることが重要なことだと常々考える。このあたりは、上記の朝ドラとは、少し違った視点になるかもしれない。二律背反しやすいテーマがあるが、「必ず両立できる方法があるのだ!」という前提で物事を見つめ、発想し、時間がかかることもあるが、解決の糸口を発見していく、そのことにエネルギーを使うということである。

このBlogでも、この”合計業績”思考は、重要なテーマとして継続的に情報発信をしていきたいと考えている。